| 2024年3月23日昼の訪問。1年10か月ぶり2回目
多彩な料理のプリフィックスコースに感激!最高値のコースは料理の選択肢が多くオススメ。接客担当が料理を熱を持って説明してくれたのでテンションが爆上げ。ワインを飲まなかったのは申し訳なかった
【コース】 1.グリエルチーズのシュー 豚バラ塩漬と温かいクリーム 温度が素晴らしい
パンは温かく小麦が香る
2.毛蟹のミルフィーユ 毛蟹、長茄子、アボカド バルサミコ酢のソース ドライトマトで味わい ミント等のハーブで香り クルトンで食感の抑揚を演出
3.トリッパ&エスカルゴ 牛の骨髄が器 トリッパ、エスカルゴ、エスカルゴバター 下にバゲット 内臓やエスカルゴの旨味、バターの油脂 ニンニクの香りが重なり口福
4.鰻のテリーヌ 鰻&フォアグラ スクランブルエッグ リゾット、コリアンダーオイル 葉野菜のハーモニー
5.甘鯛のロースト 桜エビのフリット、豆、春キャベツ ソースは白ワイン、トマト、レモン、ハーブ 鱗がパリパリ 旨味の重層感とクリスピーな食感がタマラない
6.小鳩のロースト
7.苺とキンカンのサラダ 練乳のソルベ、ハーブのグラニテ 果実の酸味とハーブで爽やかな コースの〆
8.ホットコーヒー
【飲み物】 ウィルキンソン ジンジャーエール辛口2杯
■会計内訳 1.コース価格9,000円 2.ジンジャーエール辛口700円×2 3.骨髄を器にしたトリッパ&エスカルゴ1,600円 4.小鳩への変更1,000円 1~3の合計額13,000円 →消費税、サービス料を各10%加算 →会計15,730円
<訪問記録> ■日時 ・2024年3月23日11:30 ・入口右手すぐのテーブルに案内 ・周囲の14席は満席 ・私を含め、男女比2:3 ・13:30に会計。菊地シェフと お話した後、退店。滞在2時間余
■場所 ・最寄駅は六本木 ・六本木ヒルズの住居エリアを 左手に見ながら直進 進行方向右手 ・路面店だが看板が見つけづらいので 通り過ぎぬよう注意
■構造 ・偶数人掛テーブルが並ぶ ・目視範囲内でキャパ16名 ・奥に個室あり
■お店の状況 ・開放的なレストラン ・冒頭から菊地シェフの挨拶 菊地シェフは帰り際にも出てこられ 丁寧なお見送り ・ソムリエさんが前回訪問を 覚えてくれていて感激 ・厨房は死角で詳細は不明 ・BGMはクラッシック
■トイレ ・入口左手 ・男女兼用。洋式。TOTO製 ・ハンドソープ、ペーパータオル 手指消毒液等あり
(2024年4月9日) 評価平均4.10 レビュー609件。3.75 マイレビュアー様18人。3.95 2022年5月29日昼、初訪
この10年程は、和食、寿司、焼鳥、中華等を中心に、お客の選択の余地のほぼない「おまかせの高額コース」1本という営業形態の店が全盛。個人的には、お客の自由度の低い「お店本位」のシステムには、少なからず違和感があるが、かかるお店が持て囃され、高評価を得ている
一方でフレンチは、いい意味で時計の針が止まっている。お客の選択肢の多いプリフィックスコースを提供したり、アラカルト対応しながら、1万円前後で楽しむことができる優良店が数多く存在する
当店は、そんなフレンチの優良店の代表格。当店も2003年dancyuの全部うまい店の掲載店。20年近い永年の課題店。フレンチに1人で予約して行くのはハードルが高く、ずっと未訪のままだった。1人客でも予約が可能なことが分かり喜び勇んで突撃
結論から書くと非常に満足。菊地シェフは内臓系を中心に肉料理がお得意とのイメージがあったが、そのイメージ通り、肉のメインの小鳩のローストに感動。肉の素材の味が濃く、ソースが素晴らしく、火入れも完璧。あまりの美味さにしばし言葉を失うほど。味、価格、ボリュームのバランスが抜群で居心地も良好。東京で1万円台で食事をするなら、全ジャンルを見渡しても、おススメできる優良店
退店時に菊地シェフとお話することができ、非常に心に残る食事となった。レビューを書いているうちに再訪したくなり3月の昼に予約
■頂いた品 【飲み物】 ・ジンジャーエール辛口 ・赤ワイン GEVREY CHEMBERTIN2017 ブルゴーニュのシャトー産 葡萄はピノノワール
【昼のフルコース】 1.アミューズ チーズを練り込んだシュー 豚バラ肉と温かいクリームのソース 焼きたてでの提供で温度がいい
2.冷の前菜 見た目が美しい 毛蟹のサラダ仕立て 野菜、カッペリーニと 塩焼きにしたカラスミ和え オリーブオイル、ブロッコリーのソース
3.温の前菜 フォアグラ、ポートワインのソース 新玉葱のフリット&新玉葱のソース 新玉葱とバルサミコ酢のドレッシング
4.ズッキーニのスープ。桜海老の香り ツブ貝の出汁と液状のズッキーニのスープ 具材は皮目をパリパリに焼いたアイナメ 生感のある桜海老 ラルドの生ハム 花ズッキーニのベニエ 5.小鳩のロースト 肉のメイン。感動した品 小鳩はシェフがわざわざ選んでくれたそう 部位は胸肉と足。ソースは鳩出汁 付け合せはグリーンアスパラ、紫人参 キャベツ、しめじ、もやし
6.デセール 赤ピーマンのプリン バニラ、ピーマン入りのアイス ミントの葉
7.カフェ ダージリンのファーストフラッシュ フレッシュな新茶
■会計内訳 1.コース価格8,000円 2.ジンジャーエール辛口700円 3.赤ワイン1,700円 1~3の合計額10,400円 →消費税、サービス料を各10%加算 →会計12,584円 尚、昼のフルコース価格は現在は9,000円
<訪問記録> ■日時 ・2022年5月29日11:33 ・看板を見落とし通り過ぎてしまい 若干遅刻 ・入口に一番近いテーブル席に案内 ・このテーブルが1人客用のよう ・先客2名。後客10名 私を除き男女比2:1 ・周囲はハレの日使いの団体客 ・13:33に会計し、菊地シェフと お話した後、退店。滞在126分
■場所 ・最寄駅は六本木 ・六本木ヒルズの住居エリアを 左手に見ながら直進 進行方向右手 ・路面店だが看板が見つけづらいので 通り過ぎぬよう注意
■構造 ・偶数人掛テーブルが並ぶ ・目視範囲内でキャパ14名
■お店の状況 ・開放的なレストラン ・入口で手指消毒 ペダルを踏むとアルコール消毒液が出る ・接客担当は3名 接客はつかず離れず 距離感が適度で気持ちよく食事できる ・過度に気取っておらず好みの雰囲気 ・厨房は死角で詳細は不明 ・おしぼりは紙 ・卓上にマスク入れ、消毒液あり ・ロートレックの版画ジャンヌ・アヴリル が飾ってある ・BGMはクラッシック
■トイレ ・入口左手 ・男女兼用。洋式。TOTO製 ・ニイタカのハンドソープ ペーパータオル シーバイエスの消毒液 イソジンのうがい薬 紙コップ、つま楊枝あり
■エピソード 私の訪問時点では、菊地シェフが厨房にいる時しか開店しないとの方針を貫いていたそう。ただ2022年秋に菊地シェフが渡仏のスケジュールを組んでおり、お店の歴史上初めて菊地シェフ不在の中での営業が行われる予定とのこと(次回、その結果を伺ってみるつもり)
店内にロートレックの版画があったので、ロートレック繋がりで「修業時代にムーラン・ルージュに行かれたことがあるのですか」と菊地シェフに尋ねると「そんな余裕はありませんでした。ロートレックの版画は、開店時、内装を担当したデザイナーの好み」との回答。こんな他愛のない質問にも、正面から真面目に答えてくださるシェフの誠実さが料理の素晴らしさに繋がっているのだろう
(2024年2月21日) 評価平均4.10 レビュー602件。3.75 マイレビュアー様17人。4.00 |